「舌出せよ」
目隠しされた暗闇で命じられるままに舌を出す。
「…っ、は」
指先で挟まれて苦しくなるけど、引っ込めることもできなくて唾液が顎を伝う。
苦しいか、と問われて必死で頷くけどメイトは「まだだ。待て、ができないのか?」と非情な一言。
後ろで組まされた腕にぎちぎちと縄が食い込んで痛い。
そもそも、体硬ェのにこんな状態で縛られてる時点で辛い。
ネクタイで隠された視界では聴覚ばかりが鋭くなる。
オレの荒い息ばかりが耳について欲を煽る。
反射的に口の中に戻りそうになる舌をメイトが強い力で引いて許してもらえない。
「お前は本当に淫乱だな、ミクオ」
体の自由を奪われて犬みたいに扱われて、それでもオレの下半身は反応する。
性器にじんじんと熱が集まって今すぐに扱きたくて堪らなくなる。
メイトが微かに笑う気配がして「いいぞ」と声がした。
舌を離され、腕の戒めも目を覆う布も外される。
すぐさま飛びつくようにメイトの首に腕を回しキスを強請る。
右手で自分の性器を握って数回上下すると既に張りつめていたそれは呆気なく熱を放った。
「…あっ」
「もうイったのか?だらしないな」
長い前髪の下でメイトが目を細めて笑う。
そう言われてオレは更に煽られる。
手早くメイトのズボンを脱がせると勃ち上がった性器を咥え込んだ。
喉奥までぐぷりと飲み込み、吸うようにして啜り上げる。
一旦、口を離すと根元から舌全体を使うように這わせて先端まで舐め上げる。
割れ目に舌先をぐりぐりとねじ込んで括れを指をなぞるとびくんと脈打った。
唾液に塗れた太い幹を掌で擦りながら、すぼませた唇で幾度も先を吸う。
メイトが小さく息を飲んでオレの頭を押さえた。
「ちょっと待って、入れるから」
顎を持ち上げられメイトの指が唇に寄せられる。
何も考えずに今度はその中指を口に入れる。
唾液を絡めて吸い、指の股も丁寧に舐める。
三本の指を唾液で濡らすと、メイトに背を向けてうつ伏せた。
「力抜けよ」
言うなり、ぐいと肉壁を広げられる感覚がして指が中にねじ込まれた。
「…く、っ」
「力抜けって」
ぐりぐりと中で指を回され、確かめるみたいに気持ち良いとこを押される。
「わか、って、るよ…ばかっ」
深呼吸してから意識して下半身を弛緩させると三本目の指が入り込んできた。
ずぼずぼと出し入れを繰り返されて、排泄感にも似た感覚が体中を巡る。
「あ、あ…メイ、ト…っ、オレもう…」
「まだ俺が入れてないのに?我慢できるだろ?」
そう言われて背骨を舐め上げられた。
柔らかくて熱い舌が背中を滑る。
それだけでオレはまた更に昂ぶりを見せる。
天を向いた性器が苦しげに涙を零していた。
「おねがっ…も、いれて…」
「仕方ないな、いいよ」
体を震わせながら哀願すると腰骨の位置を両手で掴まれ、そのまま一気に奥まで貫かれた。
「…っ、アぁ!!」
メイトの熱いのが体内に埋められる感覚を震えながら受け入れて、オレは自ら腰を揺らす。
指とは桁違いの質量で抉られる。
結合部分からは絶えず水音が聞こえてきて、それを意識すると尚更興奮するのだった。
「気持ち良い、ミクオ?」
「…はっ、…あたりまえだろ…」
「お前はデカイのが好きだもんな」
そう言って後ろから手を回してオレの性器を握り込む。
「あ、やめ…っ!」
括れの部分をぐにぐにと押されて全身に鳥肌が立つ。
親指で潤んだ鈴口を撫でられるともうイきそうになった。
しかし、上り詰める寸前で手を離されて行き場のなくなった高まりに体が震える。
「…なん、で…」
「俺も気持ち良くさせてよ」
言うなり、メイトはオレの腰を掴んだまま背後に倒れ込む。
そのままメイトに背中を向けたまま騎乗位の態勢に持ち込まれた。
下からずんずんとメイトが突いてくる。
更に奥深くまで届くようにその衝撃に合わせるようにオレも腰を揺する。
腹の奥が痛いようなむず痒いような、そんな快楽に溺れる。
「メイト…ッ、メイト…!!」
堪らず名前を呼ぶと「クオ、もうイく」と返された。
メイトがオレのことを「クオ」って呼ぶ時は本当に余裕がない時で、メイトも興奮しているのだと思うとそれだけでオレはまた性器を硬くした。
「いいよ…!」
「…っ、」
オレの中でどくんと脈打ってメイトは射精した。
びゅくびゅくと腹の中に出される精子を感じながらオレもシーツの上に精を吐き出した。